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2026.04.15

【コラム】終活とは?
~看取りサービスをわかりやすく解説~

超高齢社会化が進む日本では「終活」という言葉は、いまや特別なものではなくなりました。
かつては高齢者が行うものというイメージがありましたが、現代では年齢に関係なく自分の人生の締めくくり方とどう向き合うか考えている方が増えています。
そして、終活を考えるうえで欠かせないのが「看取り」です。
どこで、誰と、どのように最期を迎えるか。それは、人生の中でも特に大切な時間です。
「自分はどう生きていくのか、どう終わりを迎えたいか」
それを踏まえて、終活について考えていきましょう。

「終活」は自分の意思を形にすること

終活の目的は、単に遺言や財産を整理することではありません。
それは、「自分はどう生きたいか」「どう終わりを迎えたいか」という意思を明確にし、周囲に伝えるための活動です。

主な内容には、以下のようなものがあります。
・延命治療の希望(しない・できるだけ行う など)
・葬儀やお墓についての希望
・大切な人へのメッセージ
・遺品・遺産の扱い
・ペットの引き取り先の指定

これらを記録する手段として、※1エンディングノート➚などが活用されています。
また、医療や介護に関する意思を前もって話し合う※2「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)➚」の取り組みも注目されています。
※1出典:法務省エンディングノートhttps://www.moj.go.jp/content/001395858.pdf➚
※2出典:厚生労働省「「人生会議」してみませんか」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html➚

「看取りサービス」とは何か?

「看取りサービス」とは、人生の最終段階を迎える人が、苦痛を緩和しながら、安心してその人らしく最期を迎えるための支援のことです。
病院だけでなく、介護施設や自宅でも、医療・看護・介護が連携して看取りを支える体制が広がっています。

具体的には、以下のようなサービスが提供されます。
・医師・看護師による緩和ケア(痛みや呼吸の苦しさの緩和)
・介護職員による日常生活のサポート
・ご家族への心理的サポート(グリーフケアなど)
・葬儀社や僧侶の手配など死後の支援
・本人や家族の意向に沿った看取り計画の作成

特に、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などの民間施設では、看取り対応の充実が進められています。
厚生労働省によると、※3サ高住の約5割以上が看取りサービスを提供しており➚、施設で最期を迎えるなど、終活において様々な選択肢が増えています。

※3出典:サービス付き高齢者向け住宅における看取りの状況https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000018673.pdf➚

本人だけでなく家族の心も支える「看取り」

看取りの場面では、本人だけでなく家族にとっても非常に大切な時間となります。
準備のないまま最期を迎えると、周囲の人は「これで良かったのだろうか」と後悔や迷いを抱えることもあります。
地域にもよりますが、看取りサービスは病院・施設・自宅など様々な場所で受けることができます。
受けるにあたって事前に調べておくことが大切です。

そして看取りサービスが充実していると、以下のような心の支えになります。
・専門職による説明や相談対応があり、不安が軽減される
・本人の意思を尊重した最期を見届けられる
・家族が心の準備をしながら寄り添う時間を持てる
「自分らしく生きて穏やかに旅立ちたい」という願いを支える手段として、看取りサービスが今後ますます重要になります。

終活と看取りは自分らしい生き方の延長線

終活も看取りも、「人生の終わりを整える」ことが目的ではなく、今をどう生きるかを考えるための時間です。
自分の意思を記録し、信頼できる人と共有することで、不安が和らぎ、未来への安心が生まれます。
看取りについて知っておくことは、いざというときに自分や家族を守るための備えです。
年齢に関係なく、誰にとっても大切なテーマです。
ぜひ、この機会に少し立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。